水平線から昇る太陽の光が、海と岩の間を放射状に広がる。ここで掲載するのはオスロ大学講堂の完成壁画そのものではなく、その構想を同じ大きさで試した実物大習作である。
何が描かれているか
海の水平線から白い太陽が昇り、黄、赤、青の光線が空と海へ放射状に広がる。
左右の暗い岩場が、中央の明るい光を大きく囲む。
作品の見どころ
1890年代の暗い室内とは対照的に、光が横長の画面全体を外へ押し広げる。
自然の一場面を描きながら、太陽を生命や知識を生み出す力の象徴へ変えている。最初に水平線上の白い太陽へ目を置き、そこから赤、黄、青の光線を外側へたどる。次に左右の暗い岩場へ視線を戻すと、中央の明るさがさらに強く感じられる。横長の画面を中央から端まで見渡し、放射線と水平線が交わる位置を確かめたい。ここで扱うのは講堂の完成壁画そのものではなく、対応する実物大習作である点も分けて見る。暗い岩の輪郭から中央の光へ視線を戻すと、画面の端と中心の明暗差がよりはっきりする。
制作背景
ここで扱うMM.M.00963は、1910–1911年に描かれた447×775センチの実物大習作である。
オスロ大学講堂のための11点の装飾画群で中央を占める完成作《太陽》に対応するが、講堂に設置された作品そのものではない。
講堂にある完成壁画ではありません
掲載するのは、オスロ大学講堂の中央画《太陽》に対応する1910–1911年の実物大習作です。
出典・画像について
画像はGoogle Art Project由来のWikimedia Commons PD-Art複製です。忠実複製の扱いには法域差があります。
画像:Edvard Munch《太陽(実物大習作)》/Edvard Munch, The Sun, full-size study MM.M.00963, Google Art Project, via Wikimedia Commons.
忠実な美術作品複製の法的扱いには法域差があります。
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