おそらく1901年
37〜38歳頃

橋の上の少女たち

画家 エドヴァルド・ムンク
Pikene på broen / The Girls on the Bridge / ノルウェー国立美術館(オスロ)
三人の少女が橋の欄干から水面を見下ろし、曲がる道と岸辺が奥へ続く。人物と風景を単純な色面へ整理し、同じ場所を繰り返し描く出発点になった。

何が描かれているか

白、赤、緑の服を着た三人の少女が、橋の欄干から水面を見下ろす。
曲がった道、家並み、大きな木、水面への反射が、奥から手前へ連なる。

作品の見どころ

少女の顔を見せず、丸い帽子と色の違いで人物を見分けさせる。
欄干と道の強い曲線は、現実の町をそのまま写すより、画面をゆっくり巡るリズムを作る。まず三人の丸い帽子と白、赤、緑の衣服を見分け、そこから欄干の曲線を水面、家並み、道へたどる。少女たちの顔が見えないため、同じ方向を向く身体と色が人物のまとまりを作る。近くでは欄干や反射の筆触、離れては橋と道が描く大きな流れを見たい。制作年には「おそらく」という所蔵館の留保を残し、画面観察と分ける。水面に映る家や木の形を上下で見比べると、現実の町と反射が一つの流れへまとまる。

制作背景

ノルウェー国立美術館は、おそらく1901年にオースゴールストランで描かれた作品としている。
ムンクが後に何度も繰り返す『橋の上の少女たち』の最初のヴァリエーションとされる。
制作年には幅があります
所蔵館の現行記録に従い『おそらく1901年』とします。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩ゆさい
所蔵
ノルウェー国立美術館
目録番号
NG.M.00844

出典・画像について

画像:Edvard Munch橋の上の少女たち》/Edvard Munch, The Girls on the Bridge, National Museum of Art, Architecture and Design, 写真:Børre Høstland, CC BY 4.0.
画像の出典 / CC BY 4.0(画像情報:2026-09-10 確認)
作品全体を保って表示用に縮小しています。
間違いを見つけたら、教えてください →