1908年
36歳頃

陽光の中の風車

画家 ピート・モンドリアン
Mill in Sunlight / デン・ハーグ美術館
風車の写実より補色ほしょくの強い筆触を優先し、風景を色の構造へ変え始めた。

何が描かれているか

風車が画面いっぱいに立ち、赤、黄、青の短い筆触が建物と空を振動させる。
題名は《陽光の中の風車》。形を一つずつ探すだけでなく、色の広がり、線の方向、空白の配分を追うと、画面がどの順序で見えるよう組み立てられたかが分かる。

作品の見どころ

風車の写実より補色の強い筆触を優先し、風景を色の構造へ変え始めた。
近くでは筆触や色面の境界を、少し離れてからは全体の重心を見るとよい。写実から離れた部分も省略ではなく、視線の速度や強弱を調整する積極的な選択として働く。視線を往復させると、形の反復と差がより明確になる。

制作背景

1908年の作品。デン・ハーグ美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は、所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Mill in Sunlight」。後の様式名だけで説明を終えず、この時点で画家が何を残し、何を変えたかに注目する。作品から直接読めない心理や象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
デン・ハーグ美術館
位置づけ
風車の写実より補色の強い筆触を優先し、風景を色の構造へ変え始めた。

出典・画像について

画像:Piet Mondrian陽光の中の風車》/陽光の中の風車 — Piet Mondrian / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
Public Domain表示の忠実な複製画像です。扱いは国・地域によって異なります。
間違いを見つけたら、教えてください →
アフィリエイトリンク|このリンクから購入されると、運営者に報酬が入ることがあります。

この画家について本で読む

生誕150年記念 モンドリアン展 展覧会図録
モンドリアン展実行委員会 編 / ハタステフティング
初期の風景画から垂直・水平と三原色の構成まで、約70点で変化を追える展覧会図録です。
楽天ブックスで見る →