1907年
37歳頃

青い裸体(ビスクラの思い出)

画家 アンリ・マティス
Blue Nude (Souvenir of Biskra) / ボルティモア美術館
人体を美しく整える約たばから離れ、ねじれた身体を色と量感の強い構造として示した。

何が描かれているか

青緑の植物を背景に、裸婦が片腕を頭の後ろへ回し、身体を大きく折り曲げて座る。
題名は《青い裸体(ビスクラの思い出)》。形を一つずつ探すだけでなく、色の広がり、線の方向、空白の配分を追うと、画面がどの順序で見えるよう組み立てられたかが分かる。

作品の見どころ

人体を美しく整える約束から離れ、ねじれた身体を色と量感の強い構造として示した。
近くでは筆触や色面の境界を、少し離れてからは全体の重心を見るとよい。写実から離れた部分も省略ではなく、視線の速度や強弱を調整する積極的な選択として働く。視線を往復させると、形の反復と差がより明確になる。

制作背景

1907年の作品。ボルティモア美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は、所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Blue Nude (Souvenir of Biskra)」。後の様式名だけで説明を終えず、この時点で画家が何を残し、何を変えたかに注目する。作品から直接読めない心理や象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
ボルティモア美術館
位置づけ
人体を美しく整える約束から離れ、ねじれた身体を色と量感の強い構造として示した。

出典・画像について

画像:Henri Matisse青い裸体(ビスクラの思い出)》/青い裸体(ビスクラの思い出) — Henri Matisse / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
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