1907〜1908年
37〜38歳

亀のいる水浴者たち

画家 アンリ・マティス
Bathers with a Turtle / セントルイス美術館
三人と一匹だけの静かな場面で、人物の重さ、距離、説明しにくい緊張を追究した。

何が描かれているか

青い水辺に三人の裸婦が立ち、中央の小さな亀へ視線と動作を集める。
題名は《亀のいる水浴者たち》。形を一つずつ探すだけでなく、色の広がり、線の方向、空白の配分を追うと、画面がどの順序で見えるよう組み立てられたかが分かる。

作品の見どころ

三人と一匹だけの静かな場面で、人物の重さ、距離、説明しにくい緊張を追究した。
近くでは筆触や色面の境界を、少し離れてからは全体の重心を見るとよい。写実から離れた部分も省略ではなく、視線の速度や強弱を調整する積極的な選択として働く。視線を往復させると、形の反復と差がより明確になる。

制作背景

1907〜1908年の作品。セントルイス美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は、所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Bathers with a Turtle」。後の様式名だけで説明を終えず、この時点で画家が何を残し、何を変えたかに注目する。作品から直接読めない心理や象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
セントルイス美術館
位置づけ
三人と一匹だけの静かな場面で、人物の重さ、距離、説明しにくい緊張を追究した。

出典・画像について

出典:セントルイス美術館 公式解説2026-09-14 確認)
画像:Henri Matisse亀のいる水浴者たち》/亀のいる水浴者たち — Henri Matisse / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
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