1912年
45歳頃

即興28(第2版)

画家 ワシリー・カンディンスキー
Improvisation 28 (Second Version) / ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
破局と救済を示す形をほぼ抽象化し、線と色の動きで対立を組み立てた。

何が描かれているか

波、舟、塔、抱き合う人を思わせる線と色が、左右へ激しく流れる。
題名は《即興28(第2版)》。形を一つずつ探すだけでなく、色の広がり、線の方向、空白の配分を追うと、画面がどの順序で見えるよう組み立てられたかが分かる。

作品の見どころ

破局と救済を示す形をほぼ抽象化し、線と色の動きで対立を組み立てた。
近くでは筆触や色面の境界を、少し離れてからは全体の重心を見るとよい。写実から離れた部分も省略ではなく、視線の速度や強弱を調整する積極的な選択として働く。視線を往復させると、形の反復と差がより明確になる。

制作背景

1912年の作品。ソロモン・R・グッゲンハイム美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は、所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Improvisation 28 (Second Version)」。後の様式名だけで説明を終えず、この時点で画家が何を残し、何を変えたかに注目する。作品から直接読めない心理や象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
位置づけ
破局と救済を示す形をほぼ抽象化し、線と色の動きで対立を組み立てた。

出典・画像について

画像:Wassily Kandinsky即興28(第2版)》/即興28(第2版) — Wassily Kandinsky / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
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この画家について本で読む

カンディンスキー 世界は鳴りひびく
宇都宮美術館ほか 編 / マイブックサービス
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