1890–1892年
51〜53歳頃

カード遊びをする人々

画家 ポール・セザンヌ
The Card Players / メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
三人のカード遊びと背後の一人を、静かな色と大きな形にまとめた。同じ主題の油彩ゆさいは五点あり、ここでは四人を描くメトロポリタン美術館所蔵版を見る。

何が描かれているか

三人の男性が小さな卓を囲んでカードを持ち、背後にパイプを持つ男性が立つ。
茶、青、黄土色を中心とした室内で、人物の身体と卓が大きな形を作る。

作品の見どころ

勝敗の激しい動作を描かず、腕、帽子、卓の角度をゆっくり釣り合わせている。
顔の細かな感情より、四人の重さが狭い場所にどう収まるかを見る絵である。まず小卓とカードを持つ三人の手を見て、そこから帽子、身体、背後の立つ人物へ目を広げる。勝敗や会話を想像するより、腕の斜線、卓の角、人物の大きな塊がどう釣り合うかを見るとよい。茶、青、黄土色の反復を近くで追い、少し離れて四人の重さが狭い室内に収まる構成を確かめたい。卓の小さな明るさを中心に、人物の暗い衣服が周囲を囲む配置にも注目したい。

制作背景

セザンヌはカード遊びの主題を油彩五点で扱った。この1890年から1892年のメトロポリタン美術館所蔵版には四人が描かれる。
技術調査で従来の制作順が見直されているため、五点が単純な順序で進んだとは断定しない。
五つの油彩版があります
制作順には研究上の議論があります。ここでは四人を描くMet所蔵版を扱います。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩
所蔵
メトロポリタン美術館

出典・画像について

出典:メトロポリタン美術館 作品ページ2026-09-08 確認)
画像:Paul Cézanneカード遊びをする人々》/Paul Cézanne, The Card Players, The Metropolitan Museum of Art, CC0.
画像の出典 / CC0 1.0 / The Met Open Access(画像情報:2026-09-08 確認)
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